チョコプーの気まぐれ日記

中学二年生による気まぐれな日記

第2話【能力至上主義の学園・試験】

第2話【能力至上主義・試験の学園】

 

シル「ここが王都か」。

 

シルドニア王国の仕組みとして王都である

 

王都ケルニアを中心として中央に行けば行くほど

 

森林や草原が無くなっている

 

王都はもともと山に外付けで町を作っているものなので

 

王城を上に段になって町が構成されていて

 

その山の山頂は3,4㎞となるのでそれはとても

 

シル「でかいよ!」。

 

その一言に尽きる

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「よし!通れ!」。

 

門番の声が耳に刺さる

 

いくつ審査を通っただろうか

 

段ごとに審査を受けている

 

これが23段あるのか…21段に学園がね・・・

 

階段を上るのも疲れたな…ここが最後だよな・・・

 

「よし!パスポートを出せ!」。

・・・

「異常はないな…ようこそ学園の町マーレへ!」。

 

シル「・・・」。

 

この段…この町マーレは学園都市であり

 

この町には学生に教師、それに学園関係者しか住んでいない

 

しかし学生の教育の為に最先端技術を設備している

 

そんなマーレには学園が二校あり

 

その二校に通うために人族を中心に毎年1万人ほど集まるものの

 

合格するのは600人程度である

 

ちなみに俺が受けるのは王立第二魔法学園の試験

 

戦闘科に入りたいな・・・

 

とりあえず今日は宿で寝るか・・・

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シル「試験会場ってここ…だよな」。

 

俺が田舎者なのかそれともこの会場が異常なのか・・・

 

5000人だぞ…試験分けると思うじゃないか

 

会場のでかさもおかしいんだよ室内外合わせて

 

山ぐらいの大きさじゃないか

 

・・・無知って恐ろしいな

・・・・・・・・・・・・・・・・・試験開始・・・・・・・・・・・・・・・・・・

筆記試験が始まった

 

政治科、商業科に入る学生には大事な試験だ

 

だがこんな世界ゆえに戦闘科に入る俺に筆記はあんまり関係ない

 

これから始まる体術・魔法試験の方が大事なのだから

 

体術試験が始まった

 

体術試験は属性魔法を使わずに行う試験だ

 

でも魔力を使ってはいけないわけじゃない

 

普通は魔力を身体強化という身体の中で完結するように回すのだが

 

身体強化のように身体の中で完結する能力(スキル)を使える者は

 

使用を許可される

 

「・・・それではこの試験の説明を行います」。

 

「まずは使える武器を選択し、その武器をどれほど扱えるのかを

 

証明してください」。

 

「武器の熟練度や扱える武器の多さによって加点されます」。

 

「その次にこれらや能力の有無を参考に1対1の模擬戦を行います」。

 

「木製の武器で行うので怪我などの心配は不要です」。

 

「では、始めてください」。

 

その開始の合図とともに受験生達は足早に散り始めた

 

まず武器の選択だな・・・

 

俺の使える武器は…っていうか片っ端から時間制限までやっていこうかな

 

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「武器の選択を辞め、教師の指示に従い個人戦を行ってください」。

 

シル「終わったのか・・・得意武器はせめて通ってくれよ」。

 

俺は両刃の武器は得意じゃない

 

東洋の武器である片刃の武器なら大体扱えるんだけどな

 

あとは棒術を少しかじったくらいだ

 

教師「おいそこの君!君の模擬戦相手が待ってるから早く来なさい­­­­­­­­­­­­­­­­­­­­­­­­­­­­­­­­­­­­­­­­­­­­­­­­­­­­­­­­­­­­­­­­」­­。

 

シル「はい!今行きます!」。

 

多分俺の相手も能力(スキル)持ちかそれなりの実力者になるだろう

 

今の俺はどこまで通用するのか試すにはいい機会だ

 

・・・絶対に合格をもぎ取ってやるからな

 

模擬戦が行われる会場についた

 

周りには順番待ちの受験生達が観戦するように集まっており

 

上から見られるような構造になっている

 

…「君が僕の相手かな?」。

 

シル「・・・そう、みたいだね」。

 

グリード「僕はグリード・シュヴァルツ、能力者さ」。

 

シル「俺はシル・アルバスっていうんだ。よろしく」。

 

金髪の青目…貴族かな?

 

グリード「君は能力者かい?」。

 

シル「えっ、あぁ能力者だよ」。

 

なんでわざわざ手の内を晒さないといけないんだろうか?

 

グリード「・・・戸惑っているのかい?」。

 

シル「え、まあ」。

 

グリード「まったくこれだから学がない田舎者は苦手だよ」。

 

なんだこいつ

 

グリード「これから戦う相手に能力者なら申すのが所作ってものだろう」。

 

よく見たらチャラチャラしたその顔も人を小バカにするような

 

その口調も無性にイラついてきた

 

シル「スゥーっそうだね」。

 

教師「おい、早く始めないか」。

 

グリード「はいはい」。

 

・・・でも能力者で貴族なんだ

 

絶対こいつは強いだろう

 

教師「この中の武器を選んで始めてくれ」。

 

木剣、木刀に六尺棒、木製ナイフに三節棍いろいろあるな

 

グリード「僕はもちろんこれだな」。

 

そういうとグリードは木剣を手にした

 

俺は木刀にするとしよう

 

グリードは能力者と言った

 

相手の能力(スキル)が身体で完結するとはいえ

 

馬鹿正直に突っ込んじゃだめだよな

 

・・・もしくは能力があるとはいえ身体で完結しない

 

能力(スキル)の可能性もあるな

 

教師「では構えて」。

 

教師「始め!!」。

 

まずは能力(スキル)を探るしかないな

 

グリード「そんな考え事をする暇はあるのかい?」。

 

そんな考え事を遮るかのようにグリードは横振りを放った

 

危機一髪で体をずらし避けながら全身を捻りながらカウンターの一撃を打ち込み

 

グリードは木剣でそれを受け止め、

 

グリード「貴族と平民の差を思い知らせてやる!」。

 

と、嬉々として叫ぶのであった

 

 

こんにちは!チョコプーです。

 

第2話はこれで終わりとなります。

 

前回の投稿から間があいてしまい申し訳ありませんでした。

 

そしてお知らせが二つあるのですが

 

これからは本編でどうしても説明したいなと

 

思ったことは【補足説明】として↓の様に付け足すことがありますが

 

必ず読まなければいけないものでは無いので気になったら読んでもらえれば

 

嬉しいです。あとは能力(スキル)を次回からスキルに変更したいと思います

 

ここまで読んで下さりありがとうございました。

 

 

【補足説明】

属性魔法と能力(スキル)について

属性魔法とは四大属性である火、水、土、風属性を中心とした

自然の力を魔力消費によって放出している。

属性魔法はほとんどきまった形に添って放出され、

魔法陣や詠唱によって魔力効率がよくなり消費した魔力分だけ

明確に威力が上がります。

大属性以外でよく知られている属性は闇、光、無属性

でありそれ以外の属性は情報が少ないためあまり知られていない

 

能力(スキル)とは自然では起こりえないような事象を魔力消費に

よって引き起こしており、魔法陣や詠唱のようなものは存在せず

似通っているということはよくあるが、ほとんどはそれぞれ

固有の能力(スキル)を持っている。

能力(スキル)とはイメージが重要となっていて、

同じようなものでも使う人によっては弱くなったり強くなったりする

能力(スキル)の身体で完結する・しないとは例えば

最高速度が時速20㎞の人が一時的に時速100㎞で走れるようになるのが

身体の中で完結する。

最高速度が時速20㎞の集団が一時的に時速80㎞で走れるようになるのが

身体の中で完結しない

と、なります。

つまり自分だけ影響を受けるのが完結する。

自分以外の対象や空間にも影響するのが完結しない。

となります。