第1話【能力至上主義の世界】
第1話【能力至上主義の世界】
この世界は能力がすべてだ
人々は戦闘能力のある一握りの能力を求めている
この星の大陸の74%は魔物、魔獣達がはびこり、
海には未だ数値化できるほどに
踏み込まれておらず未知の領域・・・
ゆえに魔物どもを倒し、魔獣を従え、
住まう場所を広げるために力が必要なのだ
・・・しかし妬まれる、嫉妬される
5800万人という大勢の中の10分の1に属性魔法を、
そのまた2分の1が攻撃性能のある属性魔法、
もしくは能力(スキル)と属性魔法どちらも持つ者が
確固たる社会的地位を持つ・・・
持つ者と持たざる者、能力者と非能力者の間には確かに溝がある
溝があるといっても一般人じゃない
出世、地位が必要な多くの非能力者からは
能力者は邪魔にしかならない故の溝
能力者と非能力者の仕事は違う
能力者の都市内の警備に政治、都市外の開拓に対して
非能力者の仕事は世の中を回す事中心で安定している仕事
非能力者で立場が大きい人はほとんどない
危険性は違うが理解が足りず嫉妬される
しかし能力にも当たりはずれがあるが
生活に自由があるかといえばない
ゆえに能力者の一部は「持ってしまった者」とも言う
これはその「持ってしまった者」の物語・・・
…「この家にもしばらく帰れないかもなぁ」。
俺はこれから全寮制の学園の試験を受ける
十五歳男性 種族不明 髪色は白、目の色は赤と
怪しさ満載なのが俺
少し古臭い一人で住むには大きすぎる家の表札には
シル・アルバスの文字が彫られている
シル(今思えばなんでこんな立派な家に住めてたのかな)
シル「ま、いっか」。
俺には一緒に住んでいる家族はいないので
種族が分からないのは困ったけど
そこは能力と属性魔法があったおかげで
スカウトされた
シル(能力みんなの前で使った覚えないんだけどな、
情報網がこわいよこの国は)
シルドニア王国、それがこの国の名前だ
人族を中心とした王政の国で
総面積、人口ともに他の国の追随を許さない大国だ
シル「よし、行こう」。
俺の出身地であるこの町はアルド町
俺の家と同じく古臭いが良くしてくれた良い町だ
草木のざわめきが聞こえる
学園のある王都まで数日は掛かるかな
シル「はぁ」。
シル(ため息が出る距離だな)
そんなことを考えつつ俺は歩みを進めた
どうでしたか?
説明文が多くなってしまいすみませんでした。
第1話なのである程度設定を書きたかったのですが
どうしても多くなってしまいました。
これからも続けていきたいので
これからもよければ見ていただけたら
嬉しいです。
ここまで読んでいただきありがとうございました。